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2007年4月11日 (水)

オールド インヂュニア IWC Ref.866A

IWC インターナショナル・ウォッチ・カンパニーのインヂュニア。

オールド インヂュニア IWC Ref.866A

インジュニア(INGENIEUR)とは、ドイツ語で「エンジニア」を意味する言葉。その名の通り技術者をターゲットにしたモデルで、一番の特長はやはり80,000A/mという高い耐磁性を有していることでしょう。

「インヂュニア」の名前からくるイメージを考えると、現行品や80年代以降のジェラルド・ジェンタデザインのモデルがしっくり来る向きも多いと思いますが、このRef.866Aは、いかにも70年代の腕時計の正統派デザインとでも言うべきシンプルなバーインデックスに緩いカーブを描いたボンベ文字盤、そして秒針の先端に長方形のポインターが付いている、通称"炉端焼き秒針"がオールドインター ファンの心をくすぐるポイントになっています。

IWC Cal.8541 ムーブメントは現行インジュニアにも復刻搭載されたペラトン自動巻機構を装備した、IWCが真に自社生産していた時代のオリジナルCal.8541を搭載しており、生産から30年以上経過した現在でも一級の精度を発揮してくれます。

ペラトン自動巻とは、回転する自動巻ローターが偏心ハートカムを通じて受け側のパーツに発生させる往復運動を2本のツメ(上の写真左側、ローターのすぐ下に見える金色の部分がそれ)を駆動することによって一方向に作動する運動に変換しゼンマイを巻き上げる、という特徴的な機構のことです。

Pellatonこのシステムは1950年代初めにIWC社の当時の技術部長だったアルバート・ペラトン氏によって開発され、最後のIWC自社製キャリバーとなったCal.8541が生産終了となる1980年代の初めくらいまで製造されていました。軽く時計を振ってみると、ローターの回転と共にカリカリと小気味よくゼンマイを巻き上げるクリック音が聞こえてくるのも、現行品に使われている近代的な設計のムーヴメントとは一味違った趣きを感じさせてくれるのも非常に味わい深いものがあります。

ペラトン自動巻機構についての詳しい解説はこちらのページで見ることができます。 → IWCの銘キャリバー8541について

この時計は2000年にスイスを旅行した際にチューリヒのヴィンテージ時計専門店で購入したもの。付属していたIWC社発行のアーカイヴによると、1971年7月にシャフハウゼンの工房からスイス ロカルノ市の時計店に出荷されたという記録が残されている。

購入したショップのオーナー曰く 「この時計はその昔、スイス人の医師が新品で購入し、ほとんど使わないまま金庫に仕舞い込んであったものを少し前に買い取ったものなんです。古い時計だけれども限りなく新品のようなもの。こういう時計は日本では絶対に見つからないと思いますよ。」

そんなトークにも乗せられ、オーナーと時計談義に耽ること2時間・・・
縁あって日本に来ることになった一本です。

オールド インヂュニア IWC Ref.866A


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コメント

ブレスもハードタイプのようでいいですね。
私もたまたま父の行きつけだったところから独立された方の日本橋の
お店で、2年前に手に入れました。
カレンダーが内側に寄った、盛り上りのあるタイプで通称、パイパンダイヤルのチューラー ダブルネームです。
エッジのたった、ノンポリシュで、スエーデンのコレクターからとの事でした。ノーチラスとともにオーラを感じられる逸品だと思います。個人的にはIWCが一番好きですが、Cal.500番台のオメガもなかなかの性能と色気があっていいです。
普段使いはOCEAN500が壊れたので、Cal.1570のロレックス デイトジャストです。みんな個性があって楽しいですね。

投稿: parisian | 2007年9月28日 (金) 22時34分

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