English Version here
アップルのマイティマウス。
1ボタンデザインでありながら4ボタンマウスの機能を備え、上下左右360度全方向の画面スクロールも可能にするなど、一度使うとクセになり手放せなくなってしまうという優れモノなのですが一つ大きな欠点(欠陥?)が...
それはこのマウスのユーザーならおそらく必ず体験しているであろう、しばらく使っていると内部のローラーに細かいゴミが溜まり、スクロールボールの操作が利かなくなってしまうというトラブルです。
これについてはアップルのサポートページにも対処法が紹介されていて、最初のうちはそれで復活するものの、何回か繰り返すうちにその方法では直らなくなってしまいます。
ジッポーオイルを使ってクリーニングすると良いという情報もあり、試してみましたが、しばらく使っているとまた再発してしまい、根本的な解決には至りませんでした。
ネットで検索してみると最終手段としてマウスを分解してゴミを取り除く、という荒技で対処している方がほとんどの様子。
しかしこのMighty Mouse、接着剤で組み立てられているため、分解してまた元に戻せるような構造になっていません。
で、みなさんどうしているかというと、半破壊状態でガワを開き、戻す時は見てくれは諦めて外装パーツをテープで固定した状態で使っていたりするようです。でも、デザインプロダクトでもあるMacを使うのにそれもちょっと納得し難いよな・・・
何とか分解しないで修理する方法はないものか?
と試行錯誤の末に、紹介するのがこの方法です。
少しコツは要りますが、困っている方はぜひお試しを。
※このページで紹介している方法を試す場合は、自己責任でお願いします。
【準備するもの】
両面テープ
用意するものはこれだけです。筆者は家にあったニチバンの紙素材テープ「ナイスタック」を使用しました。どこの文具店やホームセンターでも手に入ると思います。
テープはなるべく薄くてしなやかなものがベターです。なので新たに購入する場合は、この紙製のものを選ぶのが良いと思います。
【テープの用意】
両面テープをカットします。
写真では長さ2センチほどに切っていますが、慣れないうちはもう少し長め(3-4センチ)にすると作業がし易いと思います。
テープを幅3-4ミリくらいの小さな短冊状にハサミでカットしてください。
あまり細くし過ぎると、作業の途中でちぎれたりしてトラブルの元になるのでほどほどに。
【事前確認】
短冊状のテープ片の先端を指で軽く押して曲げ、写真のようにゆるくカーブを描く状態にします。

裏紙が付いた状態のまま、そのテープ片をマイティマウスのスクロールボールの隙間に差し込んでみます。

ボールを奥に押し込んで、周辺にあく隙間に挟み込む感じです。ここではこの「ボールが押し込まれた状態でテープを入れる。」という感覚を確認しておいてください。
ここまで確認したら、いったんテープは抜き取っておきます。
【クリーニング開始】
両面テープの裏紙をはがします。テープが丸まらないように角の部分からうまくはがします。
この時、指がテープの粘着面に触れすぎて粘着力が落ちないように注意。

テープの端をスクロールボールに貼付け、爪の先で押し込んだ状態のボールを少しづつ回転させ、テープをマウスの内部に送り込んで行きます。
この時テープの反対側の端を軽く引っ張り、テンションを与えながらボールを回転させるようにするとテープが丸まらず、作業がやり易くなります。
ちょっとコツがいる作業ですが、テープをなるべくフラットな状態にしてボールに巻き付けていく感じです。
ボールは常に爪先で押し込んだ状態をキープしながら作業します。ボールが戻った状態で回転させるとテープがマウスのシェル側に貼り付いてしまい、うまくいきません。
テープが丸まってしまったりした場合は、新しいテープを用意してやり直すようにしてください。
作業前にテープがボールに貼りつきやすくなるように、ボール表面の油分などをよく落としておくのもポイントかと思います。
【追記】
どうしても両面テープがうまく入らない、という場合はhayabowさんの無水エタノール作戦 の併用お試しを。
クリクリと小刻みにボールを操作してこんな感じになるようにします。
テープが多少ヨレたりするのは気にしなくても大丈夫です。
テープがマウスの内部に到達したら、ボールを押し込んだ状態で上下左右に回転方向を変えながら、軽くスクロール操作をしてください。
左の写真のようにボールをテープで包み込むような状態にしてしまい、そのままテープの上から指で操作します。
ここでのスクロール操作は、ボール上で指を小刻みに振動させるような感じで。
ボールを動かす幅は小さくて大丈夫です。あまり大きく回すとテープがマウス内部に入り込んで取れなくなるおそれがあるので要注意。

上の要領でボールをしばらく操作したら、テープを取り除きます。
両面テープを取り除いた後、ボールに糊移りしていないことを確認しておいてください。糊が残っていると再びゴミを引き寄せて取れにくくしてしまうので、ベタベタしているような場合は、セロテープなどで移った糊をきれいに取り除いておきます。
復活!
両面テープの粘着力がマウス内部のローラーに溜まっていた細かいゴミを絡め取り、スクロール機能が完全復活。
クリクリした時に引っかかるような不快感があった場合は、それも無くなっていると思います。
1回でスクロール機能が復活しない場合や、ボールを転がした時に所々でゴロゴロする感触が残る場合は、内部が完全に清掃できていない可能性がありますので、新しいテープを使用して同じ操作を繰り返してみてください。

この方法で掃除をして3ヶ月以上が経ちますが症状の再発もなく、すこぶる快適な使用感が続いています。
スクロールが全く機能しなくなっていた時は、マイティマウスを投げ捨てて別のメーカーのマウスに交換しようかと何度も思いましたが(笑) 、修理後の長期耐久テスト?もクリアしこれでひと安心。 ま、いずれはボールの方が摩耗してダメになるのでしょうけど、その時は買い替え時ということで。
英語版も公開中 >>English Version
┌────────────────────────────┐
↓ トラックバック・コメント欄から結果をお知らせください!
└────────────────────────────┘
最近のコメント