これはヒドいな〜、、 Van Halen THE COLLECTION II (5CD)
発表されてすぐにamazonで予約を入れ、待つこと2ヶ月。
ついに届いた!ということで、待ち望んでいたサミーヘイガー時代の4作品最新リマスターを早速鑑賞したのですが、
これが、何〜んにも変わってない...
特に音圧の低かった5150とOU812は期待度MAXだったのに、ホントに何も変わってない... BALANCEに至っては音圧が低くなってしまっている始末。
発売元であるRHINOの公式ページには
" The upcoming set includes newly remastered versions of four multi-platinum studio albums, along with a selection of rarities recorded between 1989 and 2004. All the music in the set was mastered directly from the original master tapes, a process overseen by the band’s longtime engineer, Donn Landee. "
という説明があるので、今回の音源が新たにリマスターされていることは間違いないっぽい。
しかし、この変わらなさっぷりは、一体どういうこと?
楽器ごとの音の分離の向上や、現代のリスニング環境に合わせるための音質改善といった効果は全く感じられないし、新旧音源をじっくり比較してみると若干の音質の違いは感じられるものの、それはおそらく意図された編集というレベルではなく、機材の違いや再プロセスによる誤差の範囲内程度。
プレスミスで旧音源で生産してしまったのか?(んなことあるわけない)それとも、オリジナルを尊重するが故にこういう音作りにしたのか?(ちょっと考えにくい)とかアレコレ考えてみるが、どれも推測の域を出ない話。
結論として「オリジナルマスターテープから新たにマスタリングを行った」というRHINOの説明は「工程としてのマスタリングをやり直した(だけ)」という意味なんだと解釈するしかありません。
なぜ、こんなことになってしまったのか非常に謎ですが、レコード会社の思惑とかアーティストサイドの意向とか権利関係とか、様々な要因が絡み合っての結果のような気がしています。
ヴァン・ヘイレンの作品でこういう事はやってほしくなかったですね... これで「2023年最新リマスター!」は、もはや詐欺商法と言って差し支えないレベルかと思います。
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