カテゴリー「趣味」の10件の記事

2011年6月 5日 (日)

エアーナビ SDカード マップデータ更新通知が来たが...

Pioneer カロッツェリアのポータブルナビ、AVIC-T05II。
今年の1月に使い始めて以来、カーナビとしての性能に大きな不満はない。

今回SDカード経由でマップデータ更新をするようにという通知が出たのでさっそくトライしてみる。

データの転送が遅過ぎる・・・・

最初は、「2時間19分でデータダウンロード完了」という表示が出るが、転送開始と同時にどんどん速度は低下。落ち着いたところでこんな感じ。

Airnaviud01

残り時間12時間34分49秒です。 ハイ、待てません。

Airnaviud02

しかも、頻繁にエラーが起きて中断される。

Airnaviud03

このアップデートが完了しないと、今後の通信モジュール経由の地図データのアップデートも出来なくなってしまうとのこと。通信回線はしっかりしているので、エアーナビサーバー側のリソース不足が原因ではないかと推測するのだが。

明日の朝までに終っていてくれればいいけどね・・・
このままだと使い物にならんです。

追記:さて、翌日になりました。

朝、状況を確認してみたところ、見事にエラーで停止中。
メニューから再開を選択(DL済みのデータが消失しないのがせめてもの救い)すると、グングン速度が上がり、一時はなんと11.5Mbpsに!

Airnaviud04

おお、、残り22分。もうすぐ終りそうじゃないか!!

Airnaviud05

が・・・甘かった。しばらくすると転送速度が低下。
結局1.5Mbps前後で落ち着き、残り20%で完了まであとおよそ1時間。

Airnaviud06

Airnaviud07

ダウンロード再開時のメッセージを見たら、ウィルス対策ソフトの影響でDL速度が低下する場合があるらしい。

Airnaviud09

ファイアウォールの設定をOFFにしてみたところ、少し改善されて3Mbps前後で落ち着くようになった。でも、全然表示される残り時間では完了しません!

Airnaviud08

ナビ本体の更新作業も考えると、こりゃ丸一日作業かな・・・やれやれ。。。

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2011年1月24日 (月)

ポータブルGPS 新旧比較

先日購入した、カロッツェリアのPND、エアーナビ AVIC-T05II。   

    Avict05_w300

で、こちらは10数年前に入手したポータブルGPS。
(「ナビ」ではない)

Pokenavi

アブ・ガルシアのキャンペーン賞品で当たったものなので、正確は値段はわかりませんが確か4万円くらいする物だったと思う。

湖上でのポイントの記録に使ってみたりしましたが、わざわざ使うほどメリットのあるものじゃなかったです... 今で言うデジタルコンパス程度の感じでした。

まあ、元々比較すべき物じゃないんでしょうけど。

これがほぼ同じ値段で手に入るようになったというのは、やっぱり凄いと思う。

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2011年1月23日 (日)

カーナビ実走行比較!『楽ナビ vs エアーナビ』

クルマを乗り換えることになり、新しい車に積むカーナビはポータブルタイプにすることに決定。

これまでにカーナビは通算3台、いずれも据え付け型の機種を使ってきましたが、毎年のように性能アップした新型が価格的にも安くなって登場してくる最近の状況では、さんざん悩んだ末に選んだ高価な機種も2〜3年後には物足りないものになってしまう可能性も高い。

そんなわけで、少し前から漠然と「次買う時はPNDでいいかな。。。」 と考えていたのですが意外に早くその時がやってきました。

ソニーのnav-u、サンヨーのゴリラ(しかしこのネーミングは何とかならんのか...)、パナソニックのストラーダなど、主要機種のカタログを集め、カー用品店で実機もいじったりして、最終的に購入したのはパイオニア・カロッツェリアのエアーナビ AVIC-T05II です。

今まで乗っていた車で同じカロッツェリアの楽ナビを使っていて、その性能に満足・信頼していたということもありましたが、あえてエアーナビを選んだ決め手は通信機能。3G回線の常時接続が月額固定の525円で使えるというのは、やはり魅力でした。

本日、通信モジュールのセットアップを完了し、楽ナビとエアーナビを2台並べて全く同条件で走行してみるという比較テストを行ってみましたので、その結果を報告します。

Navicomparison

テスト用のセットアップはこんな感じ。
楽ナビは、3年前に購入した2007年モデル AVIC-HRZ008 です。

走行条件は、日曜日の夕方、都内の幹線道路・住宅街を交えておよそ2時間、数カ所の経由地を設定して、誘導ルートの比較や渋滞情報の反映をチェックするというものです。

【液晶モニターの視認性】

まずは、実際に車載で使ってみて一番気になるところである視認性。

今回、モニタサイズが7.0インチ→4.8インチとかなり小さくなるので、店頭で実機を見て一応納得していたとはいえ、ここはかなり気になるポイントでした。

結果的には、インチダウンによってモニタサイズは3割以上小さくなる一方で、解像度的には 480x234pixel→800x480pixel というほぼ2倍相当の性能アップを果たしているせいか、見にくさを感じることは無し。

LEDバックライトの効果も相まって非常に見易いディスプレイ環境を実現していると思います。

【走行経路のトレース精度】

走り始めは、エアーナビが道路外をプロットする状況に。
しかし数分走ると正しく修正されました。

おそらくGPS測位の完了とジャイロセンサー&加速度センサーの学習効果が働いた結果でしょう。その後は、軌道を逸脱することもなく、「楽ナビ」とのズレもだいたい10m程度の範囲内で収まっており、実際に走行していて不具合を感じることは全くなし。

【方向転換時の画面回転】

これについては、楽ナビの方が優る結果となりました。

交差点を曲がった後に画面の向きが変わるのがエアーナビはワンテンポ遅れます。しかし、実使用では全く問題にならないレベル。

一方、途中でショッピングビルに立ち寄ったのですが、地下3階の駐車場までグルグルと旋回して降りる間にエアーナビは方向を見失い、あさっての方向を向くようになってしまいました。その後、買い物のために一度電源を落として出発時に電源再投入、走行を再開した後は、まったく方向転換が働かず、地上に出るまでナビ画面はロック状態でした。

【交差点での2画面切替えと音声案内】

これは全く互角の性能と言える。

同じカロッツェリア製品ということで、地図データやソフトウェアが基本的に同じものということもあるのでしょうが、ほとんど同じタイミング・同じ内容で指示を出してきました。音声案内はエアーナビのほうが高頻度。(かといって楽ナビの指示に不足を感じることは無いレベル)

指示のタイミングは微妙にズレがあるのですが、毎回楽ナビのほうが早いとか、パターンが決まっているわけではなく、時によってエアーナビの方が早かったり、楽ナビの方が早かったりとまちまちでした。

・・・じつは実際使ってみるまで、「PNDは反応が鈍くて指示が出る前に曲がるべき交差点を通り過ぎってしまった、なんていう事があるのではないか?」 と、チョット心配していたのですが、エアーナビのそれは楽ナビより遅れて指示が出る場合でも十分間に合うタイミング。単なるとりこし苦労に終わる結果となりました・・・

【ルートの引き直し】

途中、何回か意図的に誘導ルートを外れて走ってみました。

これも、「PNDの方がルートの引き直しにかかる時間が長くかかるのではないか?」という先入観を持っていたのですが、全くそんなことはナシ。ほぼ同時のタイミングで修正ルートを検索し、指示出してきました。

ただし、ルートは2機間で異なる場合もあり、これは2台のハードウェア性能の差というよりは、通信機能による情報処理結果の違いと思われます。

【渋滞考慮オートリルート】

楽ナビは、途中何回か渋滞考慮オートリルートの通知を出してきました。一方、エアーナビの方は、リルート通知は1回も出しませんでした。

こればかりは、どちらが正しいのか検証のしようがありませんが、楽ナビはVICS+過去蓄積された日時予測データに基づくガイド、エアーナビは5分間隔のスマートループ プローブ情報に基づく案内、ということでエアーナビに分があるものと信じたいところ。

今回は、エアーナビの誘導に従って走行しましたが、実際渋滞に遭遇することはありませんでした。

【総括】

購入前は、ポータブルナビは、自律航法の性能差や車速パルス等の取得情報の違いで、やはり据え付け型ナビよりも劣るのではないか? という推測をしていたのですが、それは、あっさり裏切られる結果となりました。

事前に意見を聞いたカー用品店の店員さんも、「ポータブルタイプはやはりそれなりですね。特に楽ナビから換えると、何だ、こんなもんか...orz、と感じると思いますよ。」と言っていたのですが、全然そんなことは無し。

一般路のみ、2時間余りの短時間の検証ということで絶対的な評価とは言えませんが、少なくとも今回の走行条件下でナビゲートについての不具合や、据え付け型との比較で不足を感じることはありませんでした。

唯一のマイナスポイントはGPS電波が届かない地下駐車場での方向指示が挙げられますが、そもそも地下駐車場でナビを頼りにするシチュエーションはあまりないと思われますので、これは総評としてマイナスポイントになるものではありません。

(6月5日追記)

その後あちこち走り込んでみましたが、前述のとおりGPS電波の届かない場所、つまりトンネルとかでは、ナビ機能が完全停止状態です。

トンネル内で分岐があるところはそう多くないので個人的には別に困りませんが、首都高を初めて走る場合とかは少し困るかもしれません。あと、トンネルを出てすぐの高速出口や交差点なんかも指示が間に合わない可能性はありますね。

また、高速道路と並行している一般道を走ると、高速道路に乗っているものだと判断して、出口に誘導する指示を出したり、その逆に高速走行中なのにインター付近で突然左折の指示が出たり(一般道を走っていると認識して、高速に乗れという指示らしい)とか、限られた条件下でいくつか甘い点があることがわかってきました。

先月発表された新機種では、ソフトウェアのアルゴリズム改善で自車位置の精度向上が図られているとのこと。 ソフトウェアで改善できるのなら、旧機種もバージョンアップしてくれれば良いと思うのですが。

 関連情報: 2011年6月 5日 (日) エアーナビ SDカード更新通知が来たが...

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今回は高速走行を試していないので、そこは今後の検証テーマとして宿題になるところかと思いますが...

結論として、テクノロジーの進化はすごい!

これに尽きると思います!!

何しろ、わずか3年前の据え付け型ナビと比較して購入価格ベースおよそ5分の1の値段でこの性能が手に入るというのは驚きに値する、、、
気になる通信コストも初期費用2,835円+月額固定の525円ですから、2年縛りのフル期間でもトータルコストは 15,435円。ナビ本体価格と合計して考えても、まあ選択の余地なしと言ってよいのではないでしょうか。

とはいえ、ちょっとした反応の遅れが気になったり、極めてハイレベルに洗練されたAV機能がほしい、と考えているなど、実用範囲を超えたところでの絶対性能を求める方は、素直に据え付け型の楽ナビなりサイバーナビなりを購入した方が幸せになれると思います。

と・・・ しかし、ここで気になる情報が!

エアーナビ 通信サービス料金改定のお知らせ (2011年1月19日)

なんと、AVIC-T07/05シリーズの月額525円定額制申し込みの受け付けは、今月末2011年1月31日で終了してしまうのだそう。。。 T-05II購入前に店頭に置いてあった定額制の案内チラシにはそんなこと一言も書いてありませんでしたが、本体購入後の同梱チラシには確かに小ーさい文字で書いてありました。

去年の10月に定額制導入の発表があってからわずか3ヶ月... ちょっと早過ぎるような気が...

とにかく残された時間は、あと1週間余り・・・ エアーナビの購入、特に定額通信制を狙っている方は、急いだ方が良さそうです。



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2010年11月15日 (月)

ミニマグライト キセノンバルブ

マグライトのバルブが切れたのでスペアを買いに行ったところ、

Maglite_xenon

キセノン・バルブになっていた。

従来のハロゲン球と比べてどうなのだろうか?

しかし、これはとりあえずスペアバルブとして本体に収納。
実際に使うのは、まだしばらく先だな。

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2007年7月18日 (水)

DUCATI 本社工場&博物館

さて、本日最後の目的地ドゥカティの工場に到着です。

Ducati_01
ドゥカティのファクトリーは、ボローニャ駅から車で10分ほどの比較的街に近い場所にあります。

Ducati_02
道路から見える社屋の外壁には巨大なカピロッシのパネル

Ducati_03
地元、というかイタリアの有名企業でもあるドゥカティは、一般の工場見学も積極的に受け入れているそうで、この日はグランプリウィークということもあり、待合室には沢山のファンが訪れていました。写真はガイドの言語でグループ分けをしているところです。(分け方は結構アバウト)

Ducati_04

グループ毎にメーカーのガイドさんに引率され、工場エリアに入ります。
残念ながらドゥカティ社も工場内は撮影禁止でした。

生産ラインでは、こちらもまたかなり家内工業的な雰囲気で作業が進められていました。ストックヤードから必要な部品を取り出してカゴに入れて持ってきてアッセンブルのラインで組み付ける、通称「スーパーマーケット方式」だそうですが、それって果たして効率的なん??? 

いや、ここはイタリア・・・

日本の常識で物事考えるべきじゃない・・・きっとそれがMotoGPでも常勝になりつつあるパワーを生み出す源なんでしょう。。。しかし、ここ10年程の間に日本流の"KAIZEN"メソッドを取り入れ、大幅な生産性向上とクォリティアップを図っているとのこと。
おそるべしトヨタパワー。イタリアンバイク業界まで影響を及ぼしているとは。

工場スタッフには女性も多く、完成車のベンチテストを担当しているのも女性。モンスターにまたがり、160km/hの走行シミュレーションを行ったりしていました。

ちなみに、イタリア人がDUCATI に対して持っているイメージは、「速くて高性能、そして安い」だそう。日本人の抱く「高級車」のイメージはみじんも感じないそうで・・・それって日本人がホンダに感じる印象と似ているような気がする。ま、ベンツのタクシーが沢山走ってる国ですから所詮国産車という感覚なんでしょう。

写真に撮れなかったのが残念ですが、ユニークなトラス構造フレームがずらっと並んでいる様は、これまた非日常的な光景で壮観でありました。


工場見学が終わり、併設のドゥカティ・ミュージアムに進みます。
ミュージアムには時系列にドゥカティ製品が展示されており、まずはこれ。

Ducati_05
CUCCIORO(クッチョロ=子犬)という名の1946年に発売された小型エンジン。

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これは自転車に取り付ける補助原動機なのでした。
この時すでに4サイクルだったというのが何ともドカらしい。
現在に至るまでドカがドカたらんとしている所以かもしれません。

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当時の広告ポスター。
今でもこの子犬くんはドゥカティのマスコットになっており、ミュージアムショップでぬいぐるみなども売っています。

Ducati_08
50年代の最高速競技用のオートバイ。
サイドカウル(?)のカバーがパカッと開くようになっており、停車中はそこから足が出してバイクを支えられるようになっています。

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伝説のライダー マイク・ヘイルウッドのマン島TTでの勇姿

Ducati_10
そしてその1978年のチャンピオンマシン実物も展示されています。

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カウルの内側にはヘイルウッドがヘルメットのシールド拭きに使っていたという、カットしたテニスボールが当時のままに。

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80年代以降の歴代スーパーバイク達。

Ducati_13

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この頃のスーパーバイクって日本ではほとんど情報がなかったため、正直よくわからんです・・・誰が乗っていたどんなマシンなのか不明・・・

Ducati_15

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で、一気に現代までジャンプ。
言わずと知れたMotoGPマシン  デスモセディチGP6。
2006年のイタリアGPスペシャルカラーも展示。

Ducati_17
これは、スーパーバイク選手権のトロフィー?
かなりオスカーを意識している様子。


さて、ここまで来ると朝から超弩級の名車を見続けてきたこともあり、さすがに息切れ気味。

最後にご紹介するのは、ドゥカティ社の成り立ちを解説するコーナーに展示されていた興味深いもの。

Ducati_18

ドゥカティ社は創業時からオートバイを作っていたわけではなく、最初はラジオを作ることからスタートした会社だったそうなんです。ラジオの他にもシェーバーなんかも作っていたらしい。

Ducati_19

DUCATIのカメラ!

Ducati_20

まさにラジオです。

ちなみにDUCATIをイタリア語で発音すると「ドゥカーティ」というのが一番近いらしい。ドカティーとかドカッティって言うのはあんまり通じないみたいです。
(「ドカ」ではないのだ)
余談になりますが、ランボルギーニの「カウンタック」も現地では「クンタッシ」。

ということで、ランボルギーニフェラーリそしてドゥカティを1日で回るという充実のツアーもいよいよ終わり。
ドゥカティの工場を後にし、ボローニャ駅まで車で移動し解散となりました。

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Dear Francesco-san and Tomoko-san

Thank you very much for beautiful trip and hospitality. We were really satisfied with seeing legendry Italian factories, so my dreams come true. We wish we can visit to Bologna again someday!

Ducati_22

フィレンツェに帰る電車まで時間があったので、日本人ガイドKさんおすすめのレストランで本場のスパゲッティ・ボロネーゼを堪能。
スパゲティと言えばミートソース というくらい好きなので密かに感動。


最後に。

ここボローニャ駅の待合室の壁面に写真のようなレリーフがあります。
1980年の8月、ここボローニャ駅の待合室で爆弾テロがあり85人が亡くなったそう。その中の一人には日本人の学生さんも含まれていたそうです。

このレリ−フはその日の出来事を風化させないようにという思いを込め建てられたものだそう。イタリアでもこんな事件があったとは・・・

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Ducati_23

 

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2007年7月16日 (月)

フェラーリ モデナ本社&ギャラリー

さて、ランボルギーニミュージアム&工場見学に引き続いてはフェラーリ見学です。

ランボルギーニ本社からフェラーリ本社のあるモデナ・マラネロ市までは車で30分くらい。道中あいにくの雨が降り始め、マラネロに到着した時にはかなりの本降りになってしまいました。

Ferrari_01
まずは、フェラーリ本社に隣接するテストコース フィオラノから。

Ferrari_02
何カ所か周辺からコースをのぞける場所があります。
運が良いとF1マシンのテスト走行が見ることができるそうです。
残念ながらこの日は何も走っておらず。

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フェラーリ本社前のFerrari Store。

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フェラーリ本社工場入り口。

ちょうど昼時で従業員の人々が出入りしていたのですが、技術部門のスタッフはみんな例の赤ツナギ! 一瞬街中がフェラーリのピットのようになるという非日常的な光景もありました。

Ferrari_05
クルマで本社の周りをぐるっと回りましたが、フェラーリの工場はかなり大規模。従業員も1800名いるそうで、ランボルギーニとは比較にならない大企業という感じです。

イタリア国旗の向こうに見えるのは風洞実験施設。
市販車はもちろんF1マシンの風洞実験もここで行われているそうです。これほど大規模な施設を持つのは世界でもフェラーリくらいのものだそう。

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ガイドさんが何も無い所で車を止め、「ちょっとここで待っててごらん。」

しばらくすると、ご覧の通り。
完成車のテストドライブコースだそうで、タイミング良くテストに遭遇。
知らない人には絶対わからない場所ですな、ここは。

Ferrari_07
マラネロ市から寄贈されたというプランシングホースの像。
何だか猛烈に筋肉質です。

フェラーリは工場見学はフェラーリオーナーのみに限られているそうで、本社と工場は、車で外から様子をうかがうのみで終了。

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雨がかなり降っていて外観写真が撮れなかったのですが、ガレリア(ギャラリー)・フェラーリに入場しました。案内スタッフやカフェなど設備も充実しています。

Ferrari_23
まずは、ガレリア内のフェラーリ・カフェでランチをいただきました。
メニューは生ハムやサラミのサンドイッチなど、バールに近い雰囲気。

Ferrari_22
これぞ真のコレクターズアイテム、フェラーリシュガーです。
ササッと数袋バッグに納めると、ガイドのフランチェスコさんに、

「日本人は必ずそうするね。ハハッ。」とか言われてしまった・・・

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ニキ・ラウダ車

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アラン・プロスト車

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ミヒャエル・シューマッハ車

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エンツォ・フェラーリのオフィスも再現されている。

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館内には50年代から現代まで歴代のマシンが展示。
個人的には、70年代のモデルをオリジナルの状態でもっと見たかった。
デイトナとか308GTBとかね。

ここでガイドさんに聞いた話をひとつ。

ご覧の通りフェラーリのボディカラーは赤が非常に多いですが、これは昔レースのレギュレーションで国によってボディカラーが決められていた時代があったそうで、その時のイタリアのカラーが赤だったため、その名残で伝統的に今でも赤が多く使われているのだそう。

もう一方のイタリアンカーの雄、ランボルギーニはあまり赤のイメージが強くありませんが、これはフェラーリは元々レース活動のために設立された会社、ランボルギーニはあくまで市販車のための会社(後年レース活動も行うことになりますが)、という生い立ちの違いを反映していると思われます。


Ferrari_19
ミュージアム見学を終える頃には、雨も上がり汗ばむ陽気に。
テスタロッサの車内からフェラーリ本社を臨む。

Ferrari_20

ここで今回のスーパーカーファクトリーツアーを主催している会社のご紹介。

Moter Stars Factory Private Tours - www.motorstars.it

Ferrari_21

今回旅行の計画を立てるにあたり。「遥々イタリアまでMotoGP観戦に行くなら、今回の旅のコンセプトはバイク&クルマで!」という安直な思いつきにより、以前に雑誌で見て以来、いつか是非行ってみたいと思っていたランボルギーニ・ミュージアムの訪問を企てました。

最初Google Earthでボローニャ周辺の地理や会社の所在地を調べ自力で行く方法を探してみたものの、これはちょっと無理かと断念しかけてていたところに、この現地のツアー会社を発見。主要ファクトリーを一日で全部回ることができてしまうなんて何と素晴らしい・・・これは旅行者にとっては何にも代えがたい魅力。

日本語のページもあり、ツアー内容や予約の確認も日本語メールでOK。
現地に行ってからも、とってもフレンドリーなツアーガイドのフランチェスコさん(元フェラーリ社のレース部門勤務!)、日本語ガイドのKさんともども大変お世話になりました。ツアー車もとても清潔に保たれており海外現地ツアーにありがちな怪しげな雰囲気もなく安心して参加することができましたし、自力で行ったらここまで楽しむことはできなかったと思います。

イタリア観光でボローニャに行く人は少ないと思われますが、フィレンツェからわずか1時間ですから、わざわざ足を伸ばす価値は充分にあります。

さて、それでは最後の目的地、ドゥカティの工場見学に向かいます

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2007年7月15日 (日)

ランボルギーニ ミュージアム Part2

引き続きランボルギーニ博物館2階フロアのレポートです。
(1階のレポートはこちら

Lambo_2f00
1階に比べ2階は、展示台数も少なく広々とした印象です。
そしてフロアの一番奥で目を引くのは、壁面に張り付けられたオレンジ色のディアブロ。

そして!その手前にグリーンのカウンタック!!

これこれ。。。今回ボローニャまで来たのはこのクルマを見に来たと言っても過言ではないくらい。1階の写真展示にもあった、カウンタック市販前の1972年に製作されたLP500プロトタイプ1号車 そのものです。しばし、カウンタックLP500ギャラリーをお楽しみください。

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美しすぎ・・・カウンタックは何度かのマイナーチェンジを経て1990年まで生産が続けられるわけですが、モデルチェンジの度にゴテゴテとした装飾が増えて行った感じで、やはりこの最初期型(LP500/LP400)のシンプルなラインが最もカウンタックらしいと言えるものでしょう。

Lambo_2f13こちらは、1975年の車雑誌(新車アルバム)に掲載されていた、当時の日本総代理店シーサイドモーターの広告。まさにこのクルマです。

ちなみに同誌に掲載されている価格表によると、当時のカウンタックの価格は、1650万円以上 とのこと。




Lambo_2f26
カウンタックの後ろ、フロアの隅にひっそりと置かれているディアブロの12気筒エンジン。はりつけの刑にされている猛牛さんから取り出されたもののようです。

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Lambo_2f15jpg
再びミウラです。
こちらはマツ毛のあるP400S。

Lambo_2f16
エスパーダ。実車を見るのは初めてでした。
ブーム当時は4シーターでヘッドライトがリトラクタブルではないなど、イマイチスーパーカーのイメージが薄かったモデル。

さて、ここでちょっと休憩・・・

ランボルギーニといえばスーパーカー。
のはずなんですが、深夜のテレビショッピングとかで「ランボルギーニ・ウォッチ」なる怪しげな腕時計を見ること、ありますよね。

Tonino_lamborghini_watch

←こんなの。
 (博物館の展示品ではありません、念のため)

これっててっきりLamborghiniの名を借りたライセンス時計なのかと思っていましたが、現地でガイドさんに聞いた話によると、フェルッチオ・ランボルギーニの息子 トニーノが自身のビジネスとして展開している本家ランボルギーニ直系のプロダクトなんだそう。よく見るとたしかにケースバックに"Tonino Lamborghini"の刻印がありますね。

時計マニアからみた時計としての評価は...ノーコメントにしておきましょう。

イタリアでの評価も「父親と違ってビジネスセンス無し」だそうで・・・あえてファイティングブルのエンブレム使ってるのも裏目に出てますね完全に。

Lamborghini_wine ちなみに「ランボルギーニ・ワイン」というのもありまして、こちらは自動車会社経営を引退したフェルッチオが趣味で始めたワイン造りを現在は娘であるパトリツィアが引き継いでいるものだそう。

こちらもファイティングブル付きですが、ワインの方はなかなか評価が高いそうでコンクールで受賞経験などもあるらしい。
お土産にと後で探してみましたが残念ながら発見できず。


さてさて、ミュージアム見学に戻りましょう。

Lambo_2f17
レース仕様のディアブロGTR

Lambo_2f18
コレ何だかわかりません!!
(ご存知の方ご一報を)

Lambo_2f19

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F1マシンの展示もあります。
ラルース・ランボルギーニチームで鈴木亜久里も乗っていたマシンですね。

Lambo_2f21
ランボルギーニは、パワーボートの製作でも有名で、ここサンタアガタのファクトリーでエンジン製作が行われているそうです。

Lambo_2f22
こちらはそのパワーボートをモチーフに製作されたガヤルドのスペシャルモデル。

Lambo_2f23
カウンタックのクレイモデルがさりげなく展示されていたりします。

Lambo_2f24
カウンタックのフレームです。

ご覧の通りミュージアムと言っても凝った装飾などがあるわけでもなく、非常にこじんまりとした印象です。しかしそれもフェラーリと比べて今ひとつアカ抜けないランボルギーニの無骨な印象ともマッチして好ましい雰囲気でした。それにしても往年の名車をこれだけ間近にじっくりと見ることができるのは感動です。

ただ、車のレイアウトが窓をバックに置いてあるため逆光になってしまう所が多く、写真が非常に撮りにくい。スペース的にはかなり余裕があるし、クルマの配置もその時々でこまめに変更されているようなのでその辺り配慮してくれると嬉しい。

Lambo_2f25

そして、ミュージアム見学の後はランボルギーニファクトリー見学に進むのでした。残念ながら工場内は写真撮影禁止のため、工場は外観写真のみ。

工場見学をするには予約が必要です。と、言っても誰でも予約が取れるというわけではないようで、当日もツアーバスの団体さんは、工場入り口周辺まででストップしていました。

工場内にはムルシエラゴとガヤルド 2つのラインがあり、ベルトコンベア方式で流れる車体に各プロセス専門の職人さん達の手によって部品が組み付けられていました。

ランボルギーニは完全受注生産だそうで、1台毎にオーダー仕様を記載したブックレットが用意され、ラインのスタッフはそれに従って車を組み上げていくのだそう。

これはおよそ近代的な自動車生産からかけ離れたもので、ほとんど家内制手工業の世界と言ってよいかもしれません。エンジン、車体はもちろんレザー張りのシートや内装の製作も工場内に専門のセクションがあり、レザー職人さんたちが作業にあたっておりました。ちなみに1台のランボルギーニを生産するのに牛5頭分の皮革が使われるそうで、あらゆる部分でコストがかかっているというのにも納得。

ラインオフした車体のストックスペースには、視界一面にピカピカのムルシエラゴとガヤルドが並ぶという、これまた目眩のするような光景が。
ミニカーじゃないんですから。。。写真をお見せできないのが残念。

このファクトリーの様子の一部は、JLOC (日本ランボルギーニオーナーズクラブ)のHPで見ることができます。

以上、ランボルギーニ本社工場&ミュージアム見学レポートでした。
この後は次の目的地、モデナのフェラーリ本社に向かいます


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2007年7月14日 (土)

ランボルギーニ ミュージアム Part1

ムジェロでのMotoGP観戦の前日にフィレンツェから少し足を伸ばしてボローニャにあるスーパーカー(バイク)ファクトリーツアーに言ってきました。

レポート第1弾は、ランボルギーニ博物館(Museo Lamborghini)です。

Bolo_01
イタリアのほぼ中央に位置する都市フィレンツェから、ボローニャには特急ユーロスターでちょうど1時間。列車は近代的な設備で快適に過ごせます。一等客席には、コーヒーの無料サービスもあったりします。

Bolo_02
ボローニャ駅に到着です。

Bolo_03
ボローニャの駅舎。
こじんまりとした地方の駅という感じ。

朝の時間だったこともあり、学生さん達(イタリア一の歴史を持つボローニャ大学がある)が大勢歩いていました。

Bolo_04
集合時間まで少し時間があったので駅の回りを散策。
遺跡でしょうか?

Bolo_05
予定通りの時間に、駅前でツアードライバーさんとガイドさんと合流し、いよいよ出発。少し走ると風景はご覧のとおりの田園風景。
何かこれってスーパーカーブームの頃に雑誌で見たボローニャの景色そのままという感じで早くも感動。

Lambo_1f01
30〜40分ほど走るとサンタアガタ市のランボルギーニ本社に到着。

Lambo_1f02
こちらがランボルギーニ ミュージアムのエントランス。

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建物に入ってまず出迎えてくれたのは、60年代の名車ミウラSVのリアビューです。

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何も言う事なし・・・感無量。。

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ザ・ラスト・カウンタック
1990年にラインオフしたカウンタック最後の1台。

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こちらは、少し新しめのモデル ディアブロ。
カウンタックの面影を色濃く残す90年代の名車。

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ミュージアム1階には、ヴィンテージ・ランボルギーにを中心に展示。
ランボルギーニの市販車第1号350GT。生産台数は135台。

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ハラマです。
これはちょっとマイナーな車種ですね。スーパーカーブームの頃にはほとんど紹介されることはなかったと思いますが、77年の晴海外車ショーで初めて見たランボルギーニの実車でした。「こんなランボルギーニもあるのか!」といたく感激した思い出深い1台であります。

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スモール ランボルギーニの初代モデル、ウラッコ。
この車はブームの時にかなり取り上げられる機会も多く、当時の販売価格が700~800万円で、「これだったら、将来自分にも買えるんじゃないか?!」と希望を与えてくれた1台です。
当時、経営難に陥り売り上げを稼ぐために購入しやすい価格のランボルギーニとして発売されたというこのウラッコでしたが、生産台数は4タイプ合わせてもわずか795台。

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ジャルパ!
ウラッコ~シルエットの後継車種として発売されたこの車種は、スーパーカーブームも終わりの頃に出てきた記憶があります。生産台数は420台です。

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エントランス入り口近くに置かれたひときわ目を引く1台。
こちらは、昨年のデトロイトショーで発表された、ミウラのコンセプトモデルです。実物は確かにモックに近い状態のものでしたが、やはりこのデザインは永遠です・・・このままでの市販化も十分に可能性ありそうな感じ。

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ミュージアム1階フロア奥の壁面には、往年のランボルギーニ車の歴史的な写真を展示。これは前出の1990年カウンタックラインオフの正にその瞬間。

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こちらは、1972年に創られたカウンタック市販化前のプロトタイプ1号車。
こちらについては後ほどじっくりと。

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イオタです。
実車は1970年代に事故で焼失してしまっているので、当然ながら見ることはできません。

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以上、ムゼオ・ランボルギーニ1階フロアのレポートでした。
いやー、ここまでで既に軽い倒錯状態だったりします。

それでは続いて2階フロアに行ってみることにしましょう


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2007年6月27日 (水)

ミニ・マグライトが立体商標

Minimaglight へー。これはニュースです。

とことんシンプルなマグライトのデザインが立体商標登録を認められるとは。

きっと担当裁判官が目の肥えた方だったのでしょう。

我が家にも数本ありますが、一度手にしたら手放せない名品です。このコンパクトさにして驚くばかりの明るさと遠方到達性、さらに防水性も確保しているなど、AAモデル(単3×2本)一本持っておけば、日常生活から夜間の犬の散歩、キャンプに夜釣り、もちろん非常時も 懐中電灯で困る事はまずないといっても過言ではないもの。

記事によると今回の判決には過去の販売実績がポイントになったようですが、裁判官の心のどこかに、いわゆるカタチとしてのデザインだけでなくその機能を含めたプロダクトデザインは評価されて然るべき、という気持ちがあったのではないかと・・・

MAGLITEは最近LEDモデルも発売されましたけど、ヘッドの部分が従来品より長くてちょっと違和感あり。(こちらは立体商標の対象外?)

しかしLEDの明るさはやっぱりちょっと魅力的。

で、サードパーティから出ているノーマルモデルのLED化キットというのをチェックしてみましたが、新しいMAGLITEが余裕で買えてしまうくらい値段が高い・・・ま、ノーマル電球のアナログ的な柔らかい光も雰囲気があって良いし、従来モデルでも実用上困るわけでもないのでムリに改造する必要もないかと思ってます。→ マグライトを白色LED化するパーツを使ってみた

20年くらい前に初めて購入したブラックのAA(目のマークがない時代のもの)は、残念ながらバッテリーの液漏れでオシャカにしてしまいました。上の写真一番奥に写っているソリテール(単4×1本の超小型モデル)は、通勤カバンに入れて毎日持ち歩いています。

                ###

http://www.asahi.com/national/update/0627/TKY200706270357.html
「ミニマグライトはただの懐中電灯じゃない」 知財高裁
2007年06月27日20時08分 アサヒ・コム

 デザインや頑丈さが人気を集めている米国製懐中電灯「ミニマグライト」について、知財高裁は27日、「立体商標」としての登録を認めなかった特許庁の審決を取り消す判決を言い渡した。同庁は他の懐中電灯との形の違いを認めていなかったが、高裁は「従来見られないデザイン性を評価されている」として、登録を認めた。

ミニマグライトAA
 訴訟は、製造・販売している「マグ インスツルメント インコーポレーテッド」(米カリフォルニア州)が特許庁長官を相手に起こしていた。高裁によると、判決で商品の立体商標登録を認めたケースは初めて。

 判決は、ミニマグライトが84年の発売以来、一貫して同じ形をしている▽日、独両国などでデザイン賞を受賞し、米、独では美術館の永久コレクションとして保存されている——点などを列挙。「多数の商品が販売された結果、形は他社製品と区別する指標になっている」と述べた。

 立体商標は立体的な形状に認められ、不二家の「ペコちゃん」などが代表例。新しさや独創性が求められる。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070627i214.htm?from=main2
ミニマグライトは独特の形状、知財高裁が立体商標認める
2007年6月27日21時48分  読売新聞

 世界各国で販売されている懐中電灯「ミニマグライト」シリーズの立体商標登録を巡り、製造元の米国企業、マグ・インスツルメント社が、特許庁を相手取り、登録を認めなかった審決の取り消しを求めた訴訟の判決が27日、知財高裁であった。

 飯村敏明裁判長は「長期間、多数販売された結果、消費者は形状だけで他社商品と識別できるようになっており、商標登録を受けることができる」と述べ、審決を取り消すよう命じた。
 立体商標は、独創的なデザインなど商品の形だけで他の商品と区別できる場合に認められるが、過去の販売実績を理由に立体商標を認めた司法判断は初めて。
 同社は2001年1月、「ミニマグライトAA」など2種類の立体商標の登録を出願したが、特許庁は「独創的とはいえない」として、登録を認めなかった。
 これに対し判決は、〈1〉1984年の発売開始から一貫して同じ形状を維持し、日本国内だけで年間50万本以上が販売されている〈2〉大規模な広告宣伝を行い、国内外でデザイン賞を受賞している——ことなどから、「消費者が他社製品と識別できる機能を獲得した」とし、立体商標の登録を認めるべきだと判断した。
 特許庁の話「裁判所の判決を尊重して、再度、審理をやり直したい」

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2007062700774
小型マグライトの立体商標認める=「長年販売、形状で識別可能」−知財高裁初判断
2007/06/27-18:21 時事通信

 小型の懐中電灯「ミニマグライト」を製造販売する米企業「マグ・インスツルメント・インコーポレーテッド」が、同商品の立体商標登録を認めなかった特許 庁の審決を違法として、同庁長官を相手に審決取り消しを求めた訴訟の判決で、知財高裁(飯村敏明裁判長)は27日、「長期間にわたり多数販売された結果、 商品の形状で他社製品と区別できる」として、審決を取り消した。
 立体商標は本来、独創的な形状を対象としているが、独創性に欠けても長期間の販売や広告宣伝を通じ、消費者が製品の形状からどこの商品か識別できると判断されれば、登録が認められる。知財高裁によると、立体商標を認めた判決は初めて。

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2007年5月20日 (日)

ハエトリソウの花

去年の夏に近所のコンビニで買ったハエトリソウ。

食虫植物は小学生の頃から興味もってまして、花屋さんなどで見かけると買ってきて育ててみようとするのですが、あまり長持ちさせられたことがありませんでした。

Haetori_1 ところが今回のハエトリソウは、無事冬を越え、補虫葉も青々とした状態で春を迎えることができました。

そして3月半ばくらいだったでしょうか、


Haetori_2

株の中央から捕虫葉とは異なる形の茎がまっすぐ上に伸びてきた。

その後も、茎は伸びる伸びる。
茎の形が他と違うので最初は別の種類の雑草かと思いましたが、どうも株の真ん中から生えてきているし、しばらく様子を見る事に。

その後も茎は伸び続け・・・

Haetori_3

そして、一昨日ついに花が!








Haetori_5
全景。

つぼみがいくつか付いていますが、花が咲いたのは、まだひとつだけです。もう少し待てば満開になることでしょう。

それにしてもなぜこんなヒョロヒョロとした茎伸ばして花咲かせるんですかね。











Haetori_6

上から見るとこんな感じ。








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